〔商品タグ〕ブランドタグ・バーコード印字・デメリットタグ等下げ札
バーコード印字
1アイテムごとに割り振られたグローバルで使えるバーコード。社内で運用するユニークバーコード。品番・サイズ・価格などを充てはめたバーコード(印字情報を与えると自動的に生成されます)。バーコードの種類(JAN・NW7・CODE39など)も多くありますが、どのようなバーコードも印字対応可能です。
デメリットタグ
「お取扱いの注意」を表記するもので、「デメリットタグ」とも呼称します。その内容は素材の特性により多岐にわたるため、定例文の組み合わせで表示することが多いです。一般的には「色落ちに関するご注意」「取扱いに関するご注意」などを表題に設けて使用します。
ブランドタグ
衣料品に限らず、バッグ・財布・嗜好品には、ブランドの価値を表す「ブランドタグ」がついています。商品の顔となるものですので、ブランドコンセプトを崩さないデザインを重視するものが多いです。ロゴマークを印刷しただけのシンプルなものから、金箔を使用したり浮き出しで工夫された高級感のあるものや表面加工を加えて「風合い」を変化させたものまで、多種多様な表現が可能です。
機能下げ札
その商品が持っている特性を際立たせて表示させたものです。「UV50%カット」「防水」「透湿」などの表記がそれにあたり、商品特性のアピールに使用します。消費者に分かりやすい表示が特徴です。
特殊用紙
特殊用紙と呼ばれるものも多く存在し、使用用途に合わせたものがチョイスされます。耐光性・耐水性に優れたものや、紙そのものの風合いを表に出すもの。フィルムやトレーシングペーパーなどの媒体への印刷も可能です。ただし、印刷との相性の悪いものもあります。ご確認下さい。
特殊加工
・箔押し加工
プレス機を使い、熱と圧力で色箔を用紙に転写する加工技法です。商業印刷物に企業ロゴの部分などに重点的に箔を押すことにより、プレミアム感を出すことができます。
・エンボス加工
用紙に凸凹模様を彫った押し型で強圧し、浮き出しを作る加工技法です。紙に手触りを良くすることにより、自然な立体感を演出し、上品さが伝わります。
特殊印刷
ホワイトインキ
フィルム素材、トレーシングペーパー、黒紙などにホワイトインキを使用することにより、パソコン上では表現できないビジュアル効果が実現できます。
蛍光ピンクインキ
ファッション系印刷物によく使用されている蛍光ピンク。蛍光特性により、UVライトに当てるとインキが光ります。ストレートに視覚に訴える魅力的な商業印刷物を生み出すことができます。
透明インキ
透明インキを使用してウォーターマークを作成することができます。さらに何層もの透明インキを重ねることにより、紙の表面に隆起効果を生み出せます。凸凹のある触覚効果で、よりインパクトのある印刷物を仕上げることができます。
サンドイッチ印刷
主にフィルムに印刷する時に使用する印刷技法です。仕上がりの表側から見ても、裏側から見ても、反対側の印刷が透けて見えないように、両側の間にホワイトインキを印刷する仕組みのことです。
表面加工
※表面加工を施すことにより、印刷物の仕上がりの色は加工前と異なるため、注意が必要となります。
PP貼り (光沢/マット)
紙の表面一面にポリプロピレン(PP)フィルムを貼り、仕上がりに光沢感/マット感を出したり、キズ防止や耐久性を向上します。破れにくくなるため、表面加工の中で最も強い表面保護の方法です。
プレスコート(強光沢)
紙面一面にアクリル樹脂をコーティングし、加熱されたステレスローラーでプレスすることにより、鏡面のような強い光沢感・平滑性を出す加工方法です。
ニス引き (光沢/マット)
透明な樹脂液(ニス)を紙面に塗ることにより、印刷物の耐熱性、耐摩擦性、耐水性などの耐久性を持たせる加工技法です。また、印刷面を部分的に加工することもできるため、デザインに合わせて幅広く利用されています。ただしニスの層が薄く、ツヤ効果は弱めですが、表面保護を目的とする加工の中で最も安価な加工方法とも言えます。
ビニール引き (光沢/マット)
印刷面全体にビニール系合成樹脂液を塗布し熱乾燥させることで、用紙に皮膜を作る加工方法です。ニスに比べてキズ・汚れ防止機能も光沢感も高いのが特徴です。